紫外線対策徹底ガイド! 日焼け止めクリームの選び方や紫外線対策のおすすめグッズなどをご紹介

日焼け止め 塗り方

紫外線対策はきちんとしていますか? した気になっている間違った紫外線対策や、「そこまで気にしなくても大丈夫」といったおごりは、後の後悔につながりなりかねません。そうならないためにも、正しい紫外線対策の方法を知っておきましょう。ここでは、紫外線対策について徹底解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

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目次

[1]いつから紫外線対策はすべき? 紫外線が怖いと言われる4つの理由と注意点

『紫外線』という言葉は日常の中でもよく耳にしますが、実際に紫外線というものが何かを正しく理解している人はどれくらいいるでしょうか?『紫外線は怖いもの』そう言われる理由を解説していきます。

◇紫外線って何?

紫外線とは、太陽から放出され地球に降り注ぐ太陽光線の一種です。私達に降り注ぐ紫外線はA紫外線(UV-A)とB紫外線(UV-B)に分けられます。

▼A紫外線B紫外線とは

A紫外線は『生活紫外線』とも呼ばれ、地球に到達する紫外線のうちの約90%を占めていると言われています。波長が長いため天候にはあまり左右されず、年間を通して降り注ぐといった特徴があります。また、窓ガラスをなども透過して肌の奥まで到達するという特徴があるので、たとえ屋内でも窓の近くなどはA型紫外線の影響を受けやすいとされています。

一方、B紫外線は『レジャー紫外線』と称され、屋外での日焼けの主な原因です。地表に降り注ぐ紫外線全体の約10パーセントほどですが、有害性はA紫外線と比較して最大1000倍とも言われています。

◇紫外線が怖いと言われる4つの理由

▼シミやしわ、たるみの原因に

波長の長いA紫外線は、じわじわと肌の奥深くまで到達し、肌に悪影響を及ぼします。活性酸素を発生させるエネルギーが強いため『シミ・しわ・たるみ』などを引き起こす大きな原因であることがわかっています。

▼老化の原因に

肌の老化の7割は紫外線による光老化だと言われています。
『シミ・しわ・たるみ』を引き起こすA紫外線だけではなく、エネルギーが強いB紫外線にも『シミ・しわ・そばかす・乾燥肌』というような老化を促す作用があります。いつまでも若々しくいたい人には、どちらの紫外線も大敵です。

▼皮膚がんの原因に

B紫外線は肌表面の細胞を傷つけ、炎症を引き起こす作用があります。そのため、『皮膚ガン』の原因になることがわかっています。肌が赤くなるような日焼けも、B紫外線が主な原因です。

▼目の病気の原因に

紫外線の影響を受けるのは、実は肌だけではありません。紫外線は目にも悪影響を与え、黒目が白く混濁して見えにくくなる『白内障』や、角膜が目頭の方からが伸びてきて黒目に三角状に入り込んでくる『翼状片』など、目の病気を引き起こす原因であると言われています。

◇いつから紫外線対策はすべき? 紫外線が多い季節と時間帯とは

▼紫外線対策をすべき期間

紫外線の量が多いのは夏だけだと思いがちですが、間違った紫外線対策をしないためにもその考えは改めなければなりません。紫外線量が最も多い時期は、7月~8月。しかし実は、7月~8月だけでなく、5月~9月にかけても紫外線が多く降り注がれていると言われているんです。

しかも、それ以外の月も夏ほどではないにしろ、しっかりと紫外線は降り注いでいます。一年を通して、その時々にあった紫外線対策を行っていくことが大切です。

▼紫外線が多い時間帯

紫外線量が多いピークの時間帯は、主に10時~14時。一日の紫外線量のおよそ50%がこの時間帯に降り注いでいると言われています。この時間帯は特に入念に紫外線対策をするよう心掛けましょう。

◇屋内だからって油断は禁物! 紫外線対策の注意点

紫外線対策をする際には、知っておかなければならない注意点があります。ただ紫外線対策をするのではなく、紫外線の特性も知ってより効率的な対策をしましょう。

▼『したつもり』になっている間違った紫外線対策

近年、天気予報などでも紫外線量の情報を知ることができ、常日頃から紫外線対策に気をつけている女性は増加傾向にあります。しかし、その紫外線対策『したつもり』になっていませんか?

日焼け止めクリームの使用方法を間違えている、古い日傘を使っている、UV加工がされていないサングラスを使っている…など、紫外線対策を『したつもり』にならないように、紫外線対策グッズの正しい使い方をしっかりと知っておきましょう。

▼曇りや雨の日の紫外線対策

「今日は曇っているし、紫外線対策は必要ないか…」と紫外線対策をせずに出掛けてしまうことは大きな間違いです。曇りの日でも晴れの日の半分以上の紫外線を浴びているのはご存じですか? 雨の日でも、晴れの日の3割ほどの紫外線を浴びると言われています。したがって、曇りや雨の日でも紫外線対策は怠らないようにしましょう。

▼散乱光と反射光に注意

紫外線は、直接肌に当たる『直射光』だけでなく、直射光が大気中の分子に当たって散乱する『散乱光』や、直射光が壁や地面に反射する『反射光』にも注意しなければなりません。日傘に頼り切りの人は要注意。地面から反射した紫外線は、日傘だけでは防ぎきれません。そんな時は、日焼け止めクリームを併用して『散乱光』や『反射光』から身を守りましょう。

▼屋内や車内での紫外線対策

「屋内にいればさすがに紫外線は届かないだろう」。そんな考えも間違いです。前述の通り、A紫外線は窓ガラスをも透過します。つまり、屋内でも窓付近は要注意。車の運転では片側だけが日に焼けてしまうなんてことも。そうならないように、屋内であってもしっかりと紫外線対策を心がけましょう。

日焼け止め 選び方

[2]紫外線対策グッズといえば日焼け止めクリーム! その正しい選び方や塗り方とは

紫外線対策といえば、日焼け止めクリームを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。近頃はさまざまな日焼け止めクリームが発売されており、季節やシーンに合わせて使い分けが可能なことから、効率の良い紫外線対策ができるようになりました。

そんな日焼け止めクリームに、『SPF』や『PA』といった表示がありますが、その意味はご存じですか? 意外に知ない人が多い、この二つの表示について説明していきます。

◇SPFとPAって何? 日焼け止めクリームの選び方

▼SPF

日焼け止めクリームには『SPF30』や『SPF50』などの表示があることをご存じですか? このSPFが表すのは、B紫外線を防ぐ効果の数値です。この数値が高いほど、肌が赤く炎症を起こしてしまうような紫外線からのダメージを防ぐ効果があります。

▼PA

一方、『PA』は『PA+++』や『PA++++』などといった表示がされます。『PA』が表すのは、A紫外線を防ぐ効果の目安です。『+』の数が多いほど、肌が黒くなったり弾力が失われたりといった紫外線の悪影響を防ぎます。

◇シーン別紫外線対策! 日焼け止めクリームの正しい選び方

では、日焼け止めはどのように選べば良いのでしょうか? シーン別に紹介していきます。

▼日常生活の場合

散歩や買い物など、日常生活の場合は、SPF10~30、PA+~PA++くらいの日焼け止めクリームが目安です。

▼屋外での軽いスポーツや活動の場合

屋外での軽いスポーツやレジャーなどの活動の場合は、SPF10~40、PA+~PA+++くらいの日焼け止クリームが目安です。

▼海水浴など炎天下の活動の場合

海水浴やマリンスポーツなどの炎天下での活動の場合は、SPF30~50+、PA++~PA++++くらいの日焼け止めクリームが目安です。

▼非常に紫外線が多い場所

非常に紫外線が多い場所や、紫外線に特別敏感な人の場合は、SPF40~50+、PA+++~PA++++くらいの日焼け止めクリームが目安です。

◇顔や首もシッカリ紫外線対策! 日焼け止めクリームの正しい塗り方とその注意点

次に、日焼け止めクリームの正しい塗り方とその注意点をご紹介していきます。

▼塗り方

日焼け止めクリームの塗り方は、実は意外と間違っている人が多いと言われています。日焼け止めクリームを塗る際に、ゴシゴシと肌にすり込んだりしていませんか? それでは、日焼け止めクリームの効果は薄れるばかり。また、手のひらに伸ばしてから肌に塗りこむのもNGです。

正しい塗り方は、まず日焼け止めクリームを塗りたい場所に適量を直接置きます。“適量”は、使う日焼け止めクリームによっても異なるので、注意書きをよく読むようにしてください。

その後は、決してゴシゴシとすり込むのではなく、肌に膜を張るようなイメージで伸ばしていきます。日焼けしたくないところ全体を膜で覆ってあげれば、日焼け止めクリームの効果は最大限に発揮されるでしょう。

▼注意点

日焼け止めクリームを使用する際、朝塗ったら「これで紫外線対策はバッチリ!」と安心してしまわないよう注意しましょう。日焼け止めクリームは、時間が経過すると、汗や皮脂などで流れてしまい効果が薄れてしまうため、塗り直しをしないとムラになって焼けてしまうことも。

しっかりと効果を得るためには2、3時間を目安に塗り直すと良いでしょう。汗をかいている時は、しっかりと汗を拭ってから塗り直すようにしてくださいね。

紫外線を鉄壁ガード!自分のライフスタイルにあった日焼け止めを探そう~まとめ~

日焼け止め 種類

[3]『日傘、帽子、服、サングラス』 紫外線対策グッズの選び方や使用方法

日焼け止めクリームだけでは強い紫外線は防ぎきれません。そこで、ここからはさまざまな紫外線対策のグッズの選び方や使用方法を紹介していきます。

◇色は関係ある? 日傘で上手に紫外線対策をする方法

「日傘は黒い方が良い」と言われていますが、実際のところ表面の色にはそこまでこだわる必要はありません。問題は、UVカット加工のパーセンテージや遮光率です。たとえ白い日傘でも、UVカット加工がしっかりとされていれば紫外線は十分に防ぐことができます。

また、重要なのは日傘の裏面の色です。地面からの反射光により照り返しが起こり、日傘の中で日焼けをしてしまわないよう、日傘の裏面は暗めの色を選びましょう。さらに、日傘はできるだけ低く持つのがポイントです。

それと、もう一つ注意したいのは、日傘を購入してからの経過年数です。3年以上使用している日傘は、UVカット率が落ち込んでいる場合があります。心当たりのある人は買い替えを検討してみることをおすすめします。

◇どんな形がおすすめ? 帽子で上手に紫外線対策をする方法

紫外線対策を目的とした帽子は、できるだけつばの広いものを選びましょう。キャップよりもハット型が理想的。UV加工されたものであればより効果的です。また、UV加工がされていないものでも、衣類用のUVカットスプレーで効果を高めることもできます。

◇UVカットの服で上手に紫外線対策をする方法

紫外線対策としては、UVカット効果がある服を羽織るのもおすすめです。UVカット繊維を使用した服であれば、通気性も良く、夏であっても涼しく着ることができます。

◇目もしっかり守ろう! サングラスで上手に紫外線対策する方法

最近は目の紫外線対策まで考えて、サングラスを着用している方も増えてきました。しかし、そのサングラスはシッカリUV加工がされているでしょうか? どんなサングラスでも、かければ紫外線から目を守れるというわけではありません。

A紫外線は、レンズを通過して入り込んできます。サングラスによって光が遮断され、開いた瞳孔はその紫外線をもろに取り込んでしまいます。これでは余計に目に悪影響です。したがって、サングラスを使用する際は、必ずUVカットレンズのものを選びましょう。

[4]食べ物でも紫外線対策ができる? 体の中からの対策方法

紫外線対策グッズだけではなく、食べ物を摂取することで紫外線対策を行うことはできるのでしょうか?

◇紫外線の影響を和らげる食べ物『ビタミンA、C、E』とは

紫外線対策とは言えないかもしれませんが、紫外線の影響を和らげる効果が期待できる食べ物なら存在します。それは、以下のような栄養素が含まれている食べ物です。

▼ビタミンAを含む食べ物

ビタミンAを含む食べ物は、皮膚や粘膜を正常に保つ働きをします。レバーやうなぎなどに多く含まれます。

▼ビタミンCを含む食べ物

ビタミンCを含む食べ物は、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。イチゴやキウイ
ミカンやアセロラなどに多く含まれます。

▼ビタミンEを含む食べ物

ビタミンEを含む食べ物は、抗酸化作用があると言われています。アーモンドやマーガリン、モロヘイヤや菜種油などに多く含まれます。

日焼け 食べ物

[5]正しい紫外線対策で日焼け知らずの美肌を目指そう!

紫外線について理解していただけましたか? せっかくきちんと紫外線対策をしているつもりでも、間違った紫外線対策をしてはせっかくの努力が無駄になってしまいます。しかも、紫外線の影響はすぐに現われるものだけではありません。数年後、数十年後に後悔しないよう、しっかり紫外線対策をして日焼け知らずの美肌を目指しましょう!









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