「NIKE」のキャンペーンフィルム“JUST DO IT. なりふりなんて”に出演したアスリートをクローズアップ

「NIKE」の新しいキャンペーンフィルム“JUST DO IT. なりふりなんて”が先日より公開されました。このフィルムでは、女性がスポーツによって楽しさを感じながらも時に苦しさに直面したり、それを乗り越えることで得ることができる一生に一度の瞬間を世界中のさまざまなシーンで活躍する女性たちによって描かれたもの。日本からは、高校生でありながらX-Games金メダリストという輝かしい実績を持つプロスケートボーダーの西村碧莉、イラストレーターとして独自の世界観を発信し続けながらもモデルとしても活躍するローレン・サイ、が出演。ライフワークとしてスポーツが存在する彼女たちにスポーツやNIKEというブランドとどう向き合っているかなどについてうかがったインタビューを連載形式でひとりずつ紹介できたらと思います。

「NIKE」キャンペーンフィルム『JUST DO IT. なりふりなんて』

ローレン・サイ LAUREN TSAI
(イラストレーター/モデル/アスリート)
profile_モデルとしてのキャリアで日本はもとより、海外からも注目を集める次世代のインフルエンサー。イラストレーターという一面も持ち、独自の世界観を多彩な才能をもって発揮。ジムトレーニングやランニングにも勤しむ。

ーー世界規模のトレンドとしてライフスタイルの中にスポーツがあることが当たり前になっている女性が増えていますが、そんな女性たちを見てどう思われますか?
「素晴らしいトレンドだと思います。運動能力にかかわらず、世界中の人々が日々の生活の中でスポーツを楽しんでほしいと思います。個人的には、ストレスを解消して気持ちが前向きになる、日々力強さを感じるなど、ワークアウトをすることで生活がとても充実したので、エクササイズによって良い変化が生まれている人を見るとうれしくなります」
It’s a wonderful trend! I hope that people of all different levels of physical abilities are able to enjoy athletics in their daily lives. For me personally, working out has brought so much to my life, such as stress relief that helps me stay positive and feeling stronger on a day-to-day basis, so I’m always happy to see others finding positive changes through exercise too.

ーースポーツトレンドが盛んになる中で、ローレンさんはNIKEとはどういったブランドだと認識されていますか?
「NIKEはスポーツの情熱やハードワークだけでなく、私たちが目指すものすべてを具現化しています。私にとってナイキのメッセージは、どれだけクレイジーだと思われても他人の評価を気にせず、夢に向かうために恐怖や未知の世界に立ち向かうということだと思っています」
Nike embodies not only passion and hard work in athletics, but that which drives everything we strive for. The message of Nike, for me, is about facing your fears and leaping into the unknown for your dreams, no matter how crazy they may be perceived , without worrying about the judgement of others.

ーースポーツをやっている理想の女性像を教えてください。
「運動能力に関わらず、すべての女性がスポーツの楽しさとスポーツをするモチベーションを見出せるような、とても寛容的なコミュニティを作ることが私の理想です。私たちの人生や考え方は周囲の影響を受けるので、他の女性たちのモチベーションをあげ、サポートしている女性を見ていきたいです」
My ideal would be to create an all-inclusive community in which women of all levels of physical ability can find enjoyment and motivation to participate in athletics! Those who surround us impact our lives and mindsets, so it would be great to see women motivating and supporting other women.

ーーローレンさんにとってスポーツとはどういったものですか?
「私にとってスポーツは余計なことを考えず、自分の限界に挑戦することです。ワークアウト中は周りのことは忘れて、身体を動かすことだけに集中できます。ワークアウトに楽しさや、新しいチャレンジを見つけることも大好きです。最近はキックボクシングとヨガをやっています。以前は、周りについていけないのではないかと心配で、新しい種目に挑戦できずにいました。でも、一番大切なことはベストを尽くすことで、それは人それぞれ違うのです。どれだけ頑張っているかは、自分にしかわからないのです」
Sports are about getting out of my head and pushing myself. When working out, I can disconnect from the world around me and focus only on my physical experience. I love keeping it fun and finding new challenges. Recently I’ve been doing kickboxing and yoga. I used to be so afraid of trying new sports because I worried that I couldn’t keep up with others. But, I've found that the most important part is giving it your best, and what that looks like is different for everyone. Only you know how hard you are working.

ーーキャンペーンフィルムではさまざまな女性が立ちはだかる壁に向き合う力強いシーンが描かれていましたが、ローレンさんが壁に突き当たったとき(限界を感じたとき)に、どういった方法でそれを乗り越えようと考えますか?
「限界というのは、失敗を恐れて自分が作り出していることがほとんどだと気づきました。人間は常に恐怖と抵抗感を抱えて生きていきます。重要なのは、こうした感情にどう対応するかです。最近、恐怖とは純粋に自分の目標の重要度を示すインジケーターだと言い聞かせるようにしています。私にとって絵を描くことは大切なので、怖いです。インタビューも大切なので、怖いです。ただ、うまくいけば本当に自分の限界を超え、私の心が追い求めている方向に進んでいると実感できるので、私は恐怖を前進するためのモチベーションに変えるよう努めています。また、失敗は悪いことじゃないと心に留めておくことが大切です。常に成功し、ほしいものをすべて手に入れていれば、いまの人生はなかったと思います。失敗によって成長し、理解を深めることができますし、反対に自分には不向きなものを止めることもできるので、傷つくでしょうが、それでも大丈夫と自分に言い聞かせています」
I’ve realized that often times the limits that I believe exist are self-created by fear of failure. As humans, we will always live with fear and resistance. It’s all about how we respond to these emotions- I’ve taught myself recently that fear usually is an indicator of how genuinely important a goal is to me. I fear a painting because it matters to me. I fear an interview because it matters to me. I try to use fear as a motivator to move forward- knowing that if I succeed, I will know that  I had truly pushed myself and that I am moving towards what my heart is passionate for.
It’s also important to remember that failure is not a bad thing. If I had always succeeded and gotten everything I had wanted, my path in life would not look the way it does. Failure brings growth and understanding or can lead us away from what is not meant for us, so even though it may hurt, I try to remind myself that it will all be okay.

ーーNIKEのウエアやシューズでお気に入りのアイテムや好みのコーディネートがあれば教えてください。
「今年発売されているシューズはどれも素晴らしいですが、最近は特にバリエーションに富んだプレストに惹かれています。NIKEがプレストを使って行なっているコラボプロジェクトは、すごいと思います。テクニカルでありつつスポーティなシューズなのに、NIKEは日常のコーディネートにおいて欠かせないシューズとして確立しましたよね。OFF-WHITEからACRONYMとのコラボ商品まで、シューズをしっかりと主張させたり、逆に落ち着いた雰囲気にするなど、複雑なコーディネートにもシンプルなものにも自由に合わせられるところが気に入ってます」
The shoe releases this year have been incredible, but lately I've been especially attracted to any variation of the prestos. The collaborative projects Nike has taken with this silhouette have been incredible. It's such a technical and sporty shoe, but they've found ways to make it so integral to every-day styling. From the off-white variants to the acronym releases, they're as loud or subtle as you want them to be against complex or simple outfits. I really love the contrast and character of this shoe.

ーー近年、日本を代表するさまざまなアスリートが輝かしい成績を次から次へと収めていく様子を見て、どう思われますか? 
「日本人アスリートがとても献身的に取り組むのを見て、私も自分の分野で限界を超える力をもらいました。熱心に取り組む日本人アスリートからはいつも勇気づけられ、同じ情熱を持って生きたいと思っています。応援しています!」
Watching athletes in Japan live with such dedication to their craft moves me to push myself in my craft as well. I am always motivated by the passionate athletes of japan and hope to be able to live with the same passion. I’m supporting you all!

ーーローレンさんが考えるスポーツやアクティビティと長く付き合っていくための秘訣を教えてください。
「モデルという職業は、他の仕事以上に、健康でいることが最も重要な仕事です。精神的・肉体的に健康でいることで、より一生懸命仕事に打ち込めますし、より気を利かせて周りをサポートすることもできます。だからこそ、スケジュールにワークアウトを取り入れて、他の仕事と同様、真面目に取り組んでいます」
Above all my other work, staying in good health needs to be my most important job. When I feel healthy mentally and physically, I can work harder and am more able to be good and support those around me. So, I put workouts into my schedule and take them just as seriously as my other jobs.

ーーローレンさんが生活する中で絶対に守ると決めているご自身のルールを3つ教えてください。
「・お腹が空いたら食事をとる。私はお腹がすくと機嫌が悪くなるので、いつもお菓子を持ち歩いています。仕事や絵を描く前に食事をしないと、頭がぼーっとしてしまします。
・毎日スケッチブックに日記をつけ、どこへ行くにも持って行きます。私にとってスケッチブックは自由に表現できる場なので、気持ちを沈めて考えをまとめることができます。
・毎日家族と話をします。メールや写真を送るだけでもいいので、離れている時に家族とつながりを感じることで、落ち着きます」

Eating when I’m hungry- I’m one of those people that gets “hangry” (hungry+angry) so I carry snacks with me always. If I don’t eat before work or drawing - I’ll be totally faded out. 
Journaling everyday in my sketchbook and carrying it with me always. My sketchbook is my place to express freely, it helps me slow down and process my thoughts.
Talking to family every day, even if just texting or sharing pictures, staying connected to my family while we’re apart helps me stay grounded.

ーーローレンさんがモデルやイラストレーターとしての今後どのように変化や成長をしていきたいと望んでいますか?
「できるだけ自分に正直でいたいと思っているので、常に自分の気持ちにしたがっていきます。こうした生き方が、自分のことをもっと愛し、自分を信じることを教えてくれました」
I’m trying to be as true to myself as I can, so I follow what feels right inside of me day-to-day. I find that living in this way has taught me to love and trust myself more. 


西村碧莉 AORI NISHIMURA
(スケートボーダー/高校生/X-Games金メダリスト)
profile_7歳からスケートボードを始め、瞬く間に数々の国内大会で受賞。2017年には弱冠15歳ながら、世界最高峰である「X-Games」に出場し、ストリート種目で日本人初の金メダルを獲得し、世界的な注目を集める。

ーー世界規模のトレンドとしてライフスタイルの中にスポーツがあることが当たり前になっている女性が増えていますが、そんな女性たちを見てどう思われますか?
「日常生活の中で身体を動かすことが当たり前になっているのはとても素晴らしいと思います」

ーースポーツトレンドが盛んになる中で、西村さんはNIKEとはどういったブランドだと認識されていますか?
「ジャンルを問わず、すべてのアスリートを支えるトップブランドだと認識しています」

ーースポーツをやっている理想の女性像を教えてください。
「セリーナ・ウィリアムズ。長年にわたって女子テニス界No.1として妊娠、出産を経てもトップで活躍し続ける肉体と精神力はすべての女子アスリートに大きな影響を与えているし憧れでもあります」

ーー西村さんにとってスポーツとはどういったものですか?
「私にとってのスポーツは生活の中に当たり前のように存在するものです」
ーーキャンペーンフィルムではさまざまな女性が立ちはだかる壁に向き合う力強いシーンが描かれていましたが、西村さんが壁に突き当たったとき(限界を感じたとき)に、どういった方法でそれを乗り越えようと考えますか?
「限界を感じたことはまだありません。今後、壁に突き当たることがあるような時には根性で乗り越えます」

ーーNIKEのウエアやシューズでお気に入りのアイテムや好みのコーディネートがあれば教えてください。
「Nike SBのシューズなんですが、Stefan JanoskiとBruin Hiです」

ーー近年、日本を代表するさまざまなアスリートが輝かしい成績を次から次へと収めていく様子を見て、どう思われますか?
「素晴らしいと思う反面、私も負けてられないなと刺激を受けます」

ーー西村さんが考えるスポーツやアクティビティと長く付き合っていくための秘訣を教えてください。
「諦めずにやり続けることと、とにかく楽しむことだと思います」

ーー西村さんがご活躍されるスケートボードシーンが今後どのような変化や成長をしていくことを望んでいますか?
「スケートボードに限らずいろんなジャンルのアスリートからも憧れられるような世界に認められるシーンになって、私自身はその中でトップスケーターになりたいです」

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