Champion「Team CPFU」 season2 ホノルルトライアスロン2018への道。 -VOL.05ホノルルトライアスロン2018出場[最終回]-

「Champion」のトレーニングウエアライン「CPFU®」と「IMPRINT」が共同で立ち上げた大人のためのスポーツコミュニティ「Team CPFU」が“ホノルルトライアスロン2018”の出場へ向けて昨年から始動したのが「Team CPFU season2」。約半年にわたって積み重ねてきたトレーニングの成果を発揮するときがいよいよやってまいりました。5月13日(日)に行われたホノルルトライアスロン2018の本番です。最終調整を行った5月11日(木)・12日(金)の様子からの密着リポート。松本莉緒さん、浅野美奈弥さん、吉田麻衣子さんの3名は完走することができたのでしょうか!? 感動の連載最終回、ホノルルの空気を感じながらお楽しみください。

Photograph:Yoshiteru Aimono

◼︎5月11日

5月11日(木)にTeam CPFU season2メンバーは成田国際空港を飛び立ち、ホノルルへ。現地時間の9時前には到着し、にこやかなる結束力を確かめるかのように全員でランチ。そして午後からはすぐにトレーニング。本番を翌々日に控えていて、本当は不安や緊張もあるはずなのに、“仲間”がいるから、絶対に完走できると信じ込むことができる。この日は松本莉緒さんによるヨガストレッチから始まり、スイムとランのトレーニング。

まずはヨガストレッチで旅の疲れをほぐしながら、トレーニングへの準備。


広大な海が目の前に広がるアラモアナビーチパークにて、メンバー全員で大きな輪を描き、松本莉緒さんが丁寧にヨガストレッチのレクチャーを施します。移動の疲れをとりつつ、トレーニングに向けて体のいたるところを伸ばし、呼吸を整える作業。

流す程度のランニングを行うことによって、体に異常がないかをそれぞれが確かめる。

ダイヤモンドヘッドを遠くに眺めることができるアラモアナビーチパークからちょっと公道へ出てランニング。軽く流すくらいのスピードで、身体で痛むところはないか、シューズがしっかりと足になじんでいるかなどを確認。ハワイ特有の気候の気持ち良さと絶景がトレーニングのモチベーションをアップしてくれる。

本番が行われるビーチで、海に体を慣れさせるようなスイムトレーニング。




続いてはスイムトレーニング。本番のスイムが行われるアラモアナビーチから、沖に浮かぶブイを目指してゆっくりと泳ぐ。AQUALABでの流水プールでカラダに覚えさせたフォームなどを、本当の海で再現できるよう想像力を膨らませる。全員お揃いのトライウエアを着ることで、本番までの時間もしっかりと気持ちを通じ合わせる。

ホノルルトライアスロン2018の説明会へ全員で参加し、概要を復習。

参加者へ向けた大会の説明会に参加し、スタート時間やコース、注意事項を再確認。ゼッケンを受け取り、本番が迫ってきていることを実感。この日は、この後バイクの組み立てを行い、全員がリラックスした時間を過ごしました。

◼︎5月12日

2日目は早朝から集合し、カピオラニパークまでバイクでのショートライドをし、公園で準備運動とジョギングを行い、ホノルルトライアスロンと同時開催されているヨガフェスタに松本莉緒さんがインストラクターとして出演するので、メンバー全員でヨガレッスンを受ける。そして、スイムトレーニングで最後の調整。半年に渡るトレーニングをカラダでもココロでも反芻させ、全員が完走できるようサポートし合った本番前日。

バイクの調子を見ながら、公道を流してダイアモンドヘッドの麓を目指す。



片道5〜6kmの道のりでホテルからダイアモンドヘッドの麓となるカピオラニパークを目指す。朝の清々しい空気とホノルルの気候が相まって、アクティビティを行う人にとってはパワースポットのようにエネルギーがカラダにどんどん注入される。バイクに乗っている間流れる景色も非日常的で、ココロが洗われました。

ラストの10kmのランニングを走りきるための自分なりのフォームチェック。




体のさまざまな箇所の可動域を広げるインターバルランニングを数種類行い、クールダウンジョギングへ。本番前日はカラダを休ませるためのトレーニングを行うことが大事。ハワイはビーチだけではなく、山も生き生きとした濃いグリーンで目にも栄養を与えてくれる。ジワっと汗をかく程度で終えて、再びバイクで帰路を軽く流す。

CPFU®のウエアはアクティビティを愛する人にとって寄り添ってくれる機能とルックス。



“CPFU”は“Champion Physical Fitness Uniform”の省略。Championのアスレティックウエアとしての長年の歴史をもとに、アーバンな佇まいで、ミニマムに表現したウエア。リフレクターや撥水、ストレッチといった機能にもすぐれ、さまざまなスポーツでハイパフォーマンスを実現させてくれる。ミリタリー調のデザインはホノルルの地でもたくましく映えていました。

ハワイ特有の陽射しと木々の緑、海の青に囲まれてのヨガは格別。


松本莉緒さんがインストラクターを行うプログラムも組まれたヨガフェスタ2018にTeam CPFUメンバー全員で参加。こちらも本番に向けて疲れを残さないようにするための大事なトレーニング。陽射しによる暑さを心地よい風が緩和してくれ、頭のてっぺんからつま先までがリラックス。集まっていたヨギーニたちとも気持ちで繋がることができました。

海での推進を自分のモノにして、レースの最初のスイムへ思いを馳せる。


本番前日の最後のトレーニングはスイム。ゆっくりじっくり長い距離を泳いでみることで、続くバイク・ランへ疲れを引きずらないことや、パニック状態に陥らないためのイメージを湧かせる。本番当日の説明をスタッフから聞き、カラダとココロを落ち着かせる時間を、メンバーそれぞれの方法でゆったり過ごし、早めに就寝。

◼︎5月13日

ついに迎えたホノルルトライアスロン2018開催日。HBが追いかける、女優・ヨガインストラクターの松本莉緒さん、モデルの浅野美奈弥さん、アパレルスタッフの吉田麻衣子さんは全員オリンピックディスタンスという、スイム1.5km・バイク40km・ラン10kmの距離に出場。夜明け前に集合し、空が色づくのを眺めながら、スタートまでの時間をメンバーと一緒に過ごす。自分との長い戦いが始まる前の心地よい緊張感が全身に漲っってきているのがわかる。

円陣を組んでTeam CPFUの“絆”と“熱”を最高潮までもってゆく。


4時に集合し、各自のバイクを押して会場へ。入念なストレッチを全員で行い、ギュッとコンパクトな輪を描きヨガで意識を通じ合わせる。呼吸も整い、心も落ち着かせたら、今度は全員で円陣を組んで大きなかけ声を発し、アドレナリンを大放出させる。全員が勇ましく頼もしく、かっこいい。辛くなっても大丈夫、仲間が支えてくれるから。そう思うとワクワクが押し寄せてきた。

いよいよスイムイン。トライアスロンというものを徹底的に楽しむ、と言い聞かせる。


コーチ陣がエリートクラスでスタートしたのを応援して見送り、オリンピックディスタンスのスタート。何百人という参加者がスタートの合図で同時に入水するため、じわじわと前に進んでいきつつも、海に入ると沖のブイを目指して一目散に泳ぎ始める。Team CPFUのホノルルトライアスロン2018の幕開け時にはすっかり明るくなっていた。

一番不安だったスイムもトレーニングの成果を充分に発揮しクリア!



3種目の中で、当初は一番不安だったスイムもトレーニングを重ねることで徐々に不安を消し去り、力強くそして楽しんで1.5kmという距離を完泳できた3人。一番最初に戻ってきたのは吉田麻衣子さん。そして浅野美奈弥さん、松本莉緒さんと続き、3人ともに共通していたのは笑顔だったこと。バイクへ向かう足取りも軽快で、第1種目にもかかわらず、トライアスロンを心底楽しんでいる様子が伝わってきました。

海と山に挟まれる、まっすぐに伸びる道を相棒のバイクとともに駆け抜ける。



アラモアナからエアポートまで続く道をバイクで往復し40kmのライド。広々としたハワイの車道を全速力で駆け抜ける気持ち良さはなかなか味わえないもの。起伏や勾配もあり辛い局面が立ちはだかっても、すれ違うTeam CPFUメンバーと声を掛け合ったり、アイコンタクトをとったり、その仲間意識がどんどんペダルを漕がせてくれる。半年にわたるトレーニングはフィジカルだけでなくメンタルやコミュニティも成長させてくれた。

さあついに最後のラン! 仲間が待ち構えているゴールはすぐそこ!


ヘルメットを脱いで、ランニングシューズに履き替えたら、アラモアナパークを2周する最後の種目、ラン。それぞれのドラマが完成するまであとちょっと。疲労も頂点に達しくじけそうにそうになったとき、またもや救ってくれたのはすれ違うTeam CPFUメンバーとのハイタッチや声の掛け合い。メンバーひとりひとりのドラマがあり、それの集大成が物語となる。

ハッピーなバイブスに包まれて吉田麻衣子さんがついにゴールイン!



一貫した自分のペースを守り抜き、笑顔でゴールゲートをくぐってきたのは吉田麻衣子さん。「最初から最後まで、1回も辛いなんて思うことはなくて、本当に楽しかった!」と着くなり力強いコメント。吉田さんの笑顔は練習のときからみんなを元気づけてたな、と思い出しました。

仲間のサポートで最後の力を振り絞って浅野美奈弥さんが涙のゴール。



バイクでうまく水分補給ができなかったり、ランのときに両足つってしまって、リタイアも頭をよぎった浅野さんは、最後、盟友・吉田さんと大西コーチが並走し、声をかけてくれたことにより力を振り絞ることができ、完走を遂げました。悔しさから流れた涙には本当に美しさしかなかった。

Team CPFUに新たな風を吹き込んでくれた松本莉緒さんもみんなに迎えられてゴール!



ハワイの地の美しさやパワーが完走へと導いてくれたと語った松本莉緒さん。その磨かれた美しさに、通りがかりの原地の方からレイをプレゼントされ、首からかけてのゴール。この半年、松本さんのヨガによって、メンバーのコンデイションも整えられたことも、この瞬間全員の頭をよぎったことでしょう。

Team CPFUが積み重ねた結束力によって導かれた、参加者全員の完走。


結果は、Team CPFU season2メンバー全員が完走を遂げることができました。もちろん全員が苦しかったはず。全員が辛さを味わったはず。それでも全員がゴールゲートをくぐることができたのは、仲間が頑張ってるんだから自分も頑張らなきゃ、仲間が別の場所から支えてくれるから大丈夫、といったメンバー全員の気持ちの疎通があったからだと思います。ホノルルトライアスロン2018の本番当日は、美しさとかっこよさしかなかった。

ハワイの青空の下でのスポーツのあとは、コカ・コーラがよく似合う!


レース中のことを思い出したり、半年間のことを振り返ったり、かき氷を食べたりして、疲れ切ったカラダを徐々に潤していくメンバー。表彰式も行われ、Team CPFUの高嶺直美コーチが全体女子で2位! さらに福田慶コーチが3位という素晴らしい結果で表彰台に! その偉大さをみんなで湛えつつ、コカ・コーラで乾杯! 空と海の青に、コカ・コーラの赤、Championの真っ白なTシャツが映えること映えること! きっとこのとき飲んだコカ・コーラは一生忘れることのできない美味しさだったでしょう。

打ち上げでは半年での全員の成長ぶりを讃え合い、次なる目標を掲げる。

夜にはステーキハウスで打ち上げ! リレー方式で、このTeam CPFUが始動し始めてから本番を終えるまでに、頑張り・成長を感じられた人を繋いでメッセージを送り合いました。実はあの人があの人から感銘を受けていた、などがわかり、さらに絆が深まりました。来年も出場すると意気込むメンバーには賛同の嵐!

半年間のトレーニングから本番までを3人で振り返る。

Team CPFU season2のメンバーの中で、HBが追いかけてきたトライアスロンを初めて経験した3人にホノルルトライアスロン2018で見事完走を遂げた直後にインタビューを行いました。約半年前にトレーニングが始まってからの本番までの思い出がが頭を廻る中、それぞれが思い思いに語ってくださいました。

ーー3人揃って完走おめでとうございます!
3人「ありがとうございます!」
ーーまず、今日のホノルルトライアスロン2018本番を振り返ってみていかがですか?
松本「ハワイだから、完走できたのかな、っていう気がしてます。3種目それぞれで見える景色が違うし、それをモチベーションにして前に進んでいくことができた気がして。やっぱり一番辛かったのがスイムで、特に往路は本当に辛かったです。洗礼を浴びたというか(笑)。でもバイクは風がすごく強かったけど、走ってて爽快で。ランは一番最後だしきつかったなぁ……でも楽しかった! ゴールでみんなが待っていてくれたことに感動しちゃいました」
浅野「私はまったく泳げない状態からトレーニングを始めたので、本番で1,500m泳げたことがとにかくうれしかったです。バイクでうまくボトルを取れずに水分補給できなかったり、足もつってしまって体は元気なのに足が動かなくてすごく悔しい思いをしました。また絶対にリベンジしたい!」
吉田「私は終始楽しくて、やっぱりすれ違うTeam CPFUのメンバー、同じウエアを着た仲間がいるっていうのが本当にうれしくて。それだけで、テンションもモチベーションも高くいられたのがよかったですね。あとは打ち上げのビールのことばかり考えていました(笑)」
ーー約半年に渡ってトレーニングを積んできたわけですけど、そのトレーニングで思い出に残ってることとかありますか?
吉田「まだそんなに泳いだこともないときに、まずは10分間泳いでください、と言われたスイムのトレーニングが本当にきつかった! 溺れるんじゃないかと思ったくらい。でもそこからがんばらなきゃ、と思い始めて自主練もやるようになりました」
浅野「チーム練はみんないるから楽しいんですけど、自主練は自分との戦いでしかないから、辛いときもありましたね。マイマイ(吉田麻衣子)とコソ練もよくやってたよね(笑)」
松本「トライアスロンに初挑戦するという私たちのためにもすごく環境を整えていただいていて、AQUALABで自分のスイムのフォームを確認しながらトレーニングできたり、バイクトレーニングもみんなで一緒に走ってただ楽しいとしか思わなくて。チームでいたから楽しんで完走できたと思うし」
浅野「女の子が初めてトライアスロンに挑戦するための準備としては、コーチ陣も含めて本当に贅沢すぎると思いました」
吉田「トライアスロンって聞くとすごくしんどそうなイメージがあると思うから、こんなに楽しくできるということを伝えたいですよね!」
松本「それと今回のTeam CPFU season2では、私はヨガの担当としても入らせてもらって、私なりの難しさもありましたね。スポーツをタフにやられている人たちに、どうやってヨガの楽しさを伝えられるか、というのをすごく考えました。でもちょっとずつヨガは楽しい、と思ってもらえるようにプログラムも組んでいくようになって、普段やっているヨガとは違った経験もさせていただきました」
ーー半年のトレーニングを経て、今日本番を終えて、何か自分が変わったと思うことってありますか?
浅野「私が思ったのは、トライアスロンって3種目があって、それをひとりの人生に置き換えてみたら面白いな、と思って。たとえば子どものときはダメだったけど、大人になったら挽回してがんばれる、みたいに、スイムは良くなかったけど、バイクで抜いていい結果出せる、とか、途中の一時的なことでは判断せずに、トータルで見ていい結果になればいいんだ、と思えるようになりました。だから自分の人生もいまはあんまりよくなくてもランのときに巻き返せるかもよ、とか、足つっちゃってダメになるかもよ、とか思ったり(苦笑)」
吉田「それでもゴールできたしね! 私はもともとランニングはずっとやっていたのでスポーツの楽しさは知っていたんですけど、トライアスロンに挑戦したことで改めてスポーツは人生を豊かにしてくれるものだと実感しました。いろんな競技があって、いろんな人がいて、今回チームメンバーには大人が多かったんですけど、その大人たちがみんな楽しそうにしていて。平日に仕事して、週末にスポーツをするということで人生を彩っている方たちばかりで、本当に素敵だなって思わされたので、私もそういうことを伝えていきたいなと思いました」
松本「そうだよね。みんな野心がある方ばかりで、前に進むためには誰かが押してくれるということじゃなくて、自分で向上心を持って目標を掲げないとだめだってことをメンバーから教えられました。あと、3種目の中で自分の得意不得意もすごくわかるようになりました。バイクは自分の中では得意だと思う。だから不得意なところを克服するためにはこれからどうしよう、という気づきにもなったし」
ーーでは最後に、またトライアスロンに出場してみたいですか?
吉田「出たーい!」
浅野「絶対出たい!! 絶対リベンジします!」
松本「私……ハワイでだったらまた出たい!(笑)」

5回に渡って約半年のトレーニングから、ホノルルトライアスロン2018本番出場までの模様を密着した「Champion「Team CPFU」 season2 ホノルルトライアスロン2018への道。」はいかがだったでしょうか? Team CPFUは“オトナの部活”といったテーマがあり、普段別々の仕事をしているメンバーが、仲間で目標(ゴール)を共有し、さらに結果の向上を目指して、それぞれのタイミングでトレーニングに励んでいます。その中で生まれる絆や結束力は、学生時代に経験した部活動での心境をを再び思い出させてくれる素敵なものです。その“部活動”には本当にリアルなドラマがたっぷり凝縮されていて、それを見せつけられた密着企画となりました。Team CPFUのseason3がまたさらなる躍進を見せてくれることを期待して、この連載の最終回とさせていただきます。
Team CPFU season2メンバーのみなさん、お疲れさまでした! そして全員完走おめでとうございます! 今回のみなさんの勇姿はきっと一生忘れることはありません。そして、Championが世界中のスポーツ愛好家をさまざまなアプローチでサポートし続けていくことにも期待が膨らむばかりです。

Champion「Team CPFU」 season2 ホノルルトライアスロン2018への道。
-VOL.01屋久島トライアスロンキャンプ-
コチラから、
-VOL.02ラントレーニング-
コチラから
-VOL.03スイム&ジムトレーニング-
コチラから
-VOL.04バイクトレーニング-
コチラから
ご覧いただけます。

info.
CPFU®
URL:http://www.championusa.jp/cpfu/

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